波音に消えてゆく

いけない恋でもしたかのように

ひき潮にさらわれてゆく


また人を傷つけたまま

サヨナラに陽が暮れてゆく


何を求めて生きている?

何かを失うこの人生(たび)です


忘れてた あの夏の恋

儚くも輝いていた


愛を知らずに生きてきた

愛を知り 失せたこの頃です


ありふれた言葉には なびかない僕だけど

愛に触れた たしかな温もりが

またひとつ溢れ出す 夢のように


若すぎたあの夏の日々

波音に消え去ってゆく

切なく過ぎる

陽が暮れゆく

DAISUKE YAMADA

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